こんにちはvitoです。
今回は、「植物肉」について書きたいと思います。「植物肉」といってもあまり聞きなれないかもしれませんが、環境問題に対して注目され普及に向かっています。
これから普及されるに従って聞くことも多くなるかもしれませんね。すこし掘り下げてみましょう。
「植物肉」はどんなもの?
動物の肉を使わず、植物由来の原材料から作る食用肉です。環境に優しい新しい肉として注目を浴びています。
牛が発生するメタンガス(げっぷやおならに含まれる)は温暖化ガスの一種です。また、牛を生産するにあたり多くの食料、水を要します。そういった問題の解決方法のひとつとして大豆や小麦などの植物性たんぱく質をもとに肉状に加工したフェイクミートをつくる動きがここ数年活発になっています。「植物肉」と呼ばれアメリカではすでに代替え肉として人気を得ています。
最近の植物肉は肉を食べているような食感や肉汁まで再現されており、非常に完成度が高いものに進化しています。
「植物肉」が広がる背景
「ESG投資」の対象として後押しされ普及がすすんでいます。温暖化ガス削減により気候変動への対応を評価
世界的な環境問題が広がるなか、「植物肉」の普及は温暖化ガスの削減に貢献することができます。牛から出されるメタンガスは二酸化炭素と比べ25倍も温暖化に影響をあたえることがわかっています。欧米では気候変動の一因とみなされています。
この問題に解決することを背景に「植物肉」への投資が進んでいます。環境面で外部の投資家にアピールできることもあり、各企業積極的な投資が進んでいます。
この「ESG投資」の追い風もあり「植物肉」が普及にむかって加速しています。
「植物肉」で先行しているビヨンド・ミートは売上が前年比3.4倍と発表し業界の好調を示しています。
「植物肉」を扱う企業銘柄
ビヨンド・ミート |
インポッシブ・フーズ |
スターバックス |
伊藤ハム |
日本ハム |
不二製油グループ |
モスフードサービス |
「植物肉」は環境だけではなく、将来に予測される食料不足にも貢献が期待されています。ヴィーガンやベジタリアンなどの採食主義者、健康志向が高い人たちには新たな食品の選択肢が増えることになり新たなカテゴリーもできるでしょう。実際、最近では採食主義まで徹底してないが肉をあまり消費しないフレキシタリアンも多くなっており環境問題の時流に合わせて大きく普及に向かいそうです。
投資対象としても今後成長する有望な銘柄だと思います。
日本における「植物肉」
伊藤ハムや日本ハムが参入。3月から家庭用食品の販売も予定されています。近い将来、皆さんの食卓にも並ぶことがあるでしょう。
日本でも続々と参入しています。健康志向は年々高まっているので、欧米に追随するように市場も大きくなるでしょう。伊藤ハムが3月に家庭用食品を発売する予定です。モスフードサービスは今年の夏ごろには大豆を使った製品を予定しているようです。投資が広がることで日本も同様に普及に向かいそうですね。
「植物肉」の製造方法
このようにエコフードとして注目される「植物肉」ですが、いい面ばかりではないかもしれません。現在の「植物肉」は味の完成度も非常に高いとの評判です。しかし、その製造方法はよく確認しておいた方がいいと思います。加工製品であるので、肉に近づける為に化合物も含まれています。やはりご自身が食べる際は、納得して食べることをお勧めします。