こんにちはvitoです。
今回は、「超過死亡」のデータが発表された事についてシェアしたいと思います。
コロナウイルスでの肺炎の死者数は、日本においては1000人に迫る勢いです。正式に発表されている例だけではなく、実際にはより多くの人が犠牲になっている可能性もあります。
実態を推測するデータとして「超過死亡」のデータについて気にかけていたのですが、やっと一部データが出たようですので紹介したいと思います。
超過死亡を把握することで適切な対応を!
今回、発表されたデータは3月末までが対象となります。
超過死亡とは?
感染症が流行した一定の期間の死亡数が、過去の平均的な水準をどれだけ上回っているか示す指標。インフルエンザの流行を評価するために開発された。肺炎など直接関連する死因で比べると、持病で死亡して医師が感染を疑わずに検査していないケースも含め流行の影響を推定できる。
すべての死因で比較すると、外出自粛などの対策による交通事故死や自殺の増減を含め、流行と対策が社会に与えた影響を総合的に推定できる。国際比較の指標にもなる。
:日経新聞
発表されたデータを例年と比較すると2月中旬から3月までに肺炎などの死亡者が東京23区内で200人以上増えた可能性があります。
日本の場合は、この対象時期においてPCR検査の受診のハードルも高く潜在的なコロナウイルス感染者の把握漏れも考えられます。
2月中旬から超過していることを考慮するとコロナウイルスの影響は間違いないと思います。
欧米では、報告された数より5~6割程度多く、超過死亡があると分析している様です。
データは日本の場合は2カ月遅れになる為、現状は3月末までのデータです。感染者が増えてきた月の4月末までのデータが待ち望まれます。
データ活用の重要さ
欧米では超過死亡を把握することがパンデミックの規模を評価して適切な対策を打ち出すために最も必要であると迅速な対応を進めています。
日本においては、幸いにも犠牲者がそれほど爆発的に多くないこともあり、普通の風邪程度だと吹聴する人やインフルエンザの方が怖い主張する人も見られます。
なにが正しいか自身で判断する必要がありますが、超過死亡のデータをみるかぎり、例年とは違くことは明らかです。
データで示される数値に注力することは、対策を講じるツールとして重要となるでしょう。
情報があふれている中、しっかりと見極めていきたいと思います。