こんにちはvitoです。
今日は、時間の進み方が場所によって変わることが実証されるという話題をシェアしたいと思います。
時間の進み方は同じ?
時間の進み方はどこでも同じだと思われてきましたが有名なアインシュタインの相対性理論で違いがある事が証明されています。
相対性理論:ウィキペディア
簡単に説明しますが、特殊相対性理論によると、動いている物体では時間がゆっくりと流れ、一般相対性理論によると、重力が強いところでは時間がゆっくりと流れます。
聞いたことがある人も多いと思いますが、時間が不変じゃないのはどうにも不思議な感覚を覚えますね。
正直なところちゃんと理解するのはとても無理そうです。
今回、時間の進み方が違うことを超高精度の時計を使うことで実測したのです。
超高精度の時計「光格子時計」
東京大学の研究グループと島津製作所と共同で18桁精度の超高度な可搬型光格子時計を開発。なんとずれは300億年に1秒です。驚異的な精度ですね。
何故そんな高精度の時計ができるのでしょうか?と疑問に思いますが気になる方はこちらへ
→時計の概念を巻き直す「光格子時計」:東京大学HP
この18桁精度の光格子時計を利用すると、わずか数cmの日常的なスケールの高さの違いで時間の遅れを観測できます。
スカイツリーの上と下で時間差はいくら?
一般相対性理論により、標高が高いほど時計の進みが速くなるはずですが、実測では1日に約4・26ナノ秒(ナノは10億分の1)速く進むことが示されました。
これにより一般相対性理論が光格子時計により実証された形となります。
結果が伴うと物理学の偉大さを改めて認識されます。偉大な先人の理論が進化する技術により実証できることは素晴らしいことだと思います。
光格子時計の技術は火山の噴火や津波予測に応用
将来的には光格子時計を載せた自動車の運転経路をさまざまに変えて時間の遅れを測定していくことで、重力ポテンシャルのマッピングが可能となります。火山噴火や津波などの前兆として重力ポテンシャルに異常が見られた場合は予測に応用できる可能性もあるようです。
内容は難しく感じますが、素晴らしい技術ですね。
GPSソーラーウォッチ
腕時計分野では最先端の技術である「GPSソーラーウォッチ」
腕時計も高性能化し、どんどん進化している様です。
製品化しているのは、日本の時計ブランドの様です。時間の正確さにこだわる人は検討してもいいかもしれないですね。
思ったより高価ですね。流石に最先端技術といったところでしょうか。