こんにちはvitoです。
ブラジルの感染者数は約34万7千人となり、米国に次いで世界で2番目となっています。ブラジルの状況をみて個人的な考えをシャアしたいと思います。
ブラジルの状況:なぜ感染者が多い?
ブラジルの感染者については、ボルソナーロ大統領の対応が影響しています。ボルソナーロ大統領は新型コロナを「ちょっとした風邪」と軽視、経済優先の対策をとっています。景気回復を期待されて当選したボルソナーロ大統領にとっては当然の選択であったかもしれません。
しかし、これによりサンパウロ州をはじめとした州知事が主張する社会活動が制限される「厳しい措置」と衝突し「緩やかな措置」を主張し続けることにより、結果として感染者が拡大しているというのが現状です。
「緩やかな措置」での対応でうまくいけばなにも問題なかったわけですが、現状をみると感染者の増大に歯止めが利かなくなっています。
ブラジルの状況:1日あたり死者数で米国抜く(BCG関係ない?)
ブラジルの1日当たりの死者数が24日に653人になり、米国の633人を上回り国別で首位となりました。欧米諸国がピークを越えて減少傾向の中、ブラジルはまだまだピークが見えない状況です。
低所得者層も多い、南米の国々への感染拡大が心配されます。
ブラジルについては、死者数の面では、巷でよく言われるBCG接種国(接種率87%)なので、それほど増えないと予想していました。
結果として、累計死者数は2万人を超えています。ブラジルではモロー株なので日本の日本株とは違いはありますが、あまりBCG有効説も期待しすぎるのではなく適切な感染予防につとめることが重要ですね。
日本の対策は大丈夫?
日本は、世界的にみると今のところ犠牲者が少なく対策が成功しているといえるでしょう。
ただし、具体的になぜ成功しているのか?ということを問いただした時、答えられない方も多いのではないのでしょうか?
世界では「不思議な成功」と言われている様です。
日本では、原因はわかりませんがコロナウイルスに対して、なにかしら耐性があるのでしょうか?いずれは、こういったこともわかってくると思います。
ブラジルの例をみると、対策の重要さを改めて思い知らされます。ひとつ確かなことはこのウイルスに対して、対策をしなければ感染は大きく広がるということです。
日本でも通常の生活にもどりつつありますが、第二波への初動について日本政府の政策に期待したいと思います。