こんにちはvito です。
40代外資系企業で働くサラリーマンです。今回は電力会社の面白い試みについて書きたいと思います。
世界は「脱炭素」に向けて再生エネルギーへの取り組みが盛んです。藻類を活用したバイオ燃料の開発に各電力会社が動き出しているようです。
「脱炭素」は排出ガス削減に必須!
パリ協定で温室効果ガス排出量の削減目標が定められていますが、実現には「脱炭素」が必須でしょう! 政府は2020年までに再生エネルギーの発電量を8%に引き上げようとしています。
2030年には「第5次エネルギー計画」に基づき水力と再生可能エネルギーで22%から24%を目標としています。
そういった中でこの試みです。日本は東日本大震災以降は原子力エネルギーが稼働していません。現在は火力発電に頼っており全体をとして80%程度まで高まっています。これはヨーロッパなど環境運動が盛んな国々からは批判の対象となっています。
国際NGOのグループが日本に対して、温暖化対策に消極的な国に贈る化石賞を授与、小泉進次郎大臣がCOP25演説も具体案がなく批判されたことは記憶に新しいです。
日本には非常に厳しい状況です。
「脱炭素」にむけてバイオ燃料に注力するは環境配慮への良いアピールとなります。
藻類によるバイオ燃料のメリット
繁殖させることで燃焼効率がよい藻を火力発電の燃料として活用します。繁殖技術が確立すればコスト的なメリットも期待できるでしょう。石炭やLNG(液化天然ガス)は輸入頼っており国際情勢により価格の変動影響を受けます。輸入に頼らない燃料として期待したいところです。
また藻類が海の中で吸収する二酸化炭素は陸上より多く「ブルーカーボン」と呼ばれ環境維持に貢献します。
東京電力ホールディングスとJパワーは繁殖技術に対して開発を進めています。近い将来実用される予定です。
温暖化問題はヨーロッパが先導!
環境問題はヨーロッパが積極的に先導し動いています。
そんな中に登場したのがスウェーデンの環境活動家グレタさんです。
若干17歳ですがインフルエンサーとして世界的に影響をおよぼしています。
学術的な事はわかりませんが、日本でも異常気象が続いています。グレタさんの活動には賛否両論あるようですが環境への配慮は直面する課題として真摯に向き合っていくことが必要でしょう。
最近では企業も利益優先ではなく環境に配慮するESG経営が求められています。こいった動きは一過性ではなく今後も続くでしょう。
今回のバイオ燃料の開発は未来への取り組みとして非常に好感がもてます。