こんにちはvitoです。
今回は、週末におこなれた格闘技のビッグイベントについて書きたいと思います。
まずはボクシングヘビー級タイトルマッチ！
ワイルダーvsフューリー 2nd
現在、ヘビー級のボクシングは個性ある選手が台頭する事でライバル関係が生まれ人気を博しています。
この試合もデオンテイ・ワイルダーとタイソン・フューリーというキャリア無敗同士の対戦です。
ご存知だと思いますが、この2人の対戦は2回目です。前回は、ワイルダーが2度のダウンを奪いましたが、試合自体はフューリーがコントロールしておりドロー判定となりました。
しかし、この試合の12Rのダウンは強烈な印象がありドロー判定でしたが、今回の試合に向けてはワイルダー有力の予想が目立ちました。
私がレフリーなら止めてしまうでしょう！
ワイルダーはこの試合以外は全てKOで勝っており破壊力は他に比肩するものがいないほどです。見た目の派手さはそれほど有りませんが右ストレートの殺傷能力は抜群です。
この破壊力を考えるとワイルダーがフューリー対策を練ってKO勝ちするシナリオは多くの人の頭の中で描かれたでしょう。
しかし、結果は逆にダウンをフューリーが奪いKO勝ちで幕を降しています。では何があったのでしょうか？
試合は序盤からフューリーが圧力をかけていきます。ワイルダーは圧力に押される様に後方に下がり距離を測ります。終始この展開のまま被弾を受ける事になります。
両者2mを超える選手なので普段は圧力をかける立場ですが、この駆け引きでフューリーが有利になります。ボクシングは微妙な距離感が重要になります。前回の対戦でその距離感をより掴み支配したのがフューリーでした。確かに体重差も19キロあり一回りフューリーが大きく見えます。これも下げらさせられた原因だと思いますが、ワイルダーはそれ以上に大きく見えたのではないのでしょうか？
フューリーはリング外でもお騒がせキャラで問題児です。今回の対戦も背水の陣で挑んだのではないでしょうか。あのワイルダーに圧力をかける事は、危険と隣り合わせです。実際、前回はダウンしています。
しかし、この覚悟により試合を制したことは称賛に値します。
阿部一二三の覚悟
柔道・グランドスラム（GS）デュッセルドルフ大会の初日、男子66キロ級に出場した阿部一二三が優勝しました。
阿部一二三は、東京五輪代表に向けて、まさに負けられない戦いでしたが、しっかり勝ち切り優勝という結果を手にしています。
対抗馬の丸山城志郎は、怪我のため当大会を回避しています。直接対決で雌雄を決する事になりそうです。
阿部の姿勢は覚悟を決めて取り組んでいる事が伝わり頼もしい限りです。是非、この勢いで代表の座を掴んで欲しいところです。
勝負事の精神論
フューリー、阿部選手の試合を観ると勝負事において精神力の重要性を感じます。気力を充実させる事がいかに必要であるかを改めて考えさせられます。
先日、比嘉大吾選手の復活の記事を書きましたが、試合後に引退を示唆するようなコメントがありました。
この事について長谷川穂積さんが優しい言葉でかえしています。反面、勝負事、特にボクシングの世界では精神的な面が充実していないと出来ないということです。
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/battle/news/CK2020021402100049.html
厳しい世界ですが、観る側としてはそれで感動を与えてもらえているのだと改めて感謝ですね！
背景に見える人間模様も観る側とっては魅力的な要素ですね。
